06657 歴代最高の音声入力環境になりました
06657
2023-04-11
4月11日
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目の前に良いキーボードがあると書きたくなる。
目の前に良いピアノがあると弾きたくなる。
目の前に良いカメラがあると写したくなる。
目の前に良い自転車があると乗りたくなる。
目の前に良い服があると着たくなる。
目の前に良いバイオリンがあると弾きたくなる。
人間とは面白いものだ。良いツールやアイテムによって、モチベイションが引き出される。
特に、身体とのインターフェイスに良いものを使うことが大切。IT機器であれば、キーボード、トラックパッド、モニタ、ヘッドフォン、マイクロフォン。
現時点でshio.iconが良いと感じているツール
キーボード
PFU製HHKB Professional HYBRID Type-S
Apple製Magic Keyboard
Apple製MacBook Airなどの本体に搭載されているキーボード
トラックバッド
Apple製Magic Trackpad 2
モニタ
Apple製Studio Display
Apple製MacBook Airなどに搭載されているモニタ
ヘッドフォン
アシダ音響株式会社製ST-90-05、ST-90-07、ST-90M-05
そしてマイクロフォン。
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ここ数日、「目の前に良いマイクがあると喋りたくなる」自分を感じています。そのマイクはオーディオテクニカのAT2020USB-X。
AT2020USB-X|マイクロホン|オーディオテクニカ
AT8175|マイクロホンポップフィルター|オーディオテクニカ
AT8455|マイクロホンポップフィルター|オーディオテクニカ
shiologyによるとshio.iconは、遅くとも2012年以来、音声入力環境の改善を追究してきました。
02705-120408 Tweet ATOKをiPadで
このマイクの導入によってMacで音声入力の認識効率が向上してとても快適。もはや認識結果を修正する手作業(キーボード操作)がほとんど発生しない。音声入力環境の追及が収束に向かいつつある様相です。
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過去10年以上、音声入力のために、数えきれない数のマイクやアイテムを購入し、試してきました。そのうち、有線接続で最も音質が良かったYETI PROのスイッチが効かなくなってお蔵入りして以来、ワイヤレス方面を中心に試していたため、最近は有線接続のマイクロフォンを新たに導入していませんでした。
05873-200504 研究室で眠っていたBlue MicrophoneのYETI PROをZoom授業用に再導入したら音質の良さにドキッ
今のところワイヤレスマイクはWireless GO II。でも実は音声入力よりも主としてZoomで使っています。バッテリーが数時間しか保たないし充電が必要。ふと音声入力したいと思った時、電源を入れるために電源ボタンを長押しするタイムラグもある。研究室でオンライン会議などに使うにはいいけれど、音声入力用途にはもう少し手軽な方がいい。
AppleのAirPods類に期待しているけれど、依然としてマイクの音質がかなり低く、音声認識の精度も低いため実用には遠い。自分一人しかいない静かなオフィスでなら使えるけれど、特に屋外や店内などノイズがある場所ではまったく実用に耐えない。
やはり有線マイクが良い。そのため出先での音声入力用にEarPodsを持ち歩いている。でも身体がツールと線で結ばれる拘束感は理想ではない。
研究室や書斎などデスクがある場所では据え置き型の単体マイクを有線で使うのが今のところベスト。ダイナミックマイクよりコンデンサーマイクなら音質も高い。
壊れたYetiから新型「Yeti X」が発売されたものの、端子がいまどきmicroUSBなので性能を見るまでもなく選外。一度故障を経験したメーカーの製品には大いに躊躇を覚える。再び壊れる可能性も考えると他を探したい。
Yeti X - プロフェッショナルUSBマイク |ロジクールG
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定評のあるオーディオテクニカ「AT2020」にUSB接続仕様のAT2020USB-Xが出たと知って、興味あり。
各種レビューも良好。
マイクロフォン本体、ポップアップフィルター、ショックマウントを購入。
AT2020USB-X|マイクロホン|オーディオテクニカ
AT8175|マイクロホンポップフィルター|オーディオテクニカ
AT8455|マイクロホンショックマウント|オーディオテクニカ
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AT2020USB-X本体背面にヘッドフォン端子があり、マイクを通した音声をダイレクトにモニターできます。アシダ音響株式会社の高音質ヘッドフォンST-90-05を接続して自分の声を聞いてみる。どっしりとした明瞭な音質。素晴らしい。
今まで聞いたことがあるPAを通した自分の声の中で最もいい声。
自分の声にシビれるといったら大袈裟だけど、リアリティと重みを感じるのは確か。
次に口からマイクまでの距離を1cm、5cm、10cm、20cm、30cm、50cmと変えながら、Macで録音。
ヘッドフォンで聴く。
どれもいい。距離感がわかる。
音声入力なら距離はあまり問題とならないけれど、通話や録音の場合は近いと本当に耳元で囁かれているような印象なので、近すぎない方がいいかも。10〜20cmくらいがベストかしら。
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Macに音声入力してみる。明らかに認識精度が高い。誤謬が少ない、というかほぼゼロ。
Macの音声入力起動ボタンはF5にある。キーボードの奥まで手を伸ばす必要がある。音声入力する時にはキーボードに手を置いていないので、キーボードの奥まで手を伸ばすのは避けたい。そこでoption+zに音声入力起動を割り当ててある。左手でそのコマンドを押して喋ればOK。もう一度押すかenterを押せば終了。
やはり体にケーブルやマイクといった機器をつけていないのが快適。マイクが近いから小さい声で済む。囁くほどの声でも確実に認識されるので喉への負担が小さい。外部マイクを使わずMac本体に向けて喋る場合、Macが80cmくらい離れているので、無意識に大きめの声を出してしまうので、長く続けると喉が疲れる。外部マイクの物理的な存在が潜在意識に与える影響は想像以上に大きい。
ヘッドフォンマイクを身につけるとかマイクのスイッチを入れるといった操作がないから、音声入力したいと思った瞬間に開始できる手軽さが良い。
ヘッドフォンを身につけていなくても、ヘッドフォンでモニターした音色が耳に残っている。自分が喋るとあの声色でMacに届いているんだ、というフィードバックが脳内で聞こえる。このマイクで音声入力する安心感の源。
10年以上続けてきた音声入力環境の改善。今、これが過去最高の認識精度と快適性です。
〈写真はRICOH GR IIIx〉
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